愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

カルガモのケイスケ

今月のアイドル動物は、「カルガモのケイスケ」です。

幼い時のケイスケ

カルガモのケイスケはふ卵器でかえり、人によって育てられたとべ動物園初のカルガモです。
ふ卵、育すう係の担当者の名前をもらってケイスケと名付けられました。ふつう鳥の仲間は初めて見たものについていき、それを親と思って育つものですが、ケイスケは違いました。担当者が餌をあげたり、部屋をきれいに掃除したり一生懸命世話をするのですが、どうしてもなついてくれません。それどころか担当者を嫌がっているのか、逃げるような始末です。
というのも陽のあたる放飼場に出す時にいちいち逃げるところを捕まえていたのが原因のようです。

人によって育てられたのに人になれないケイスケですが、順調に育ち、体もしっかりしてきたので、水禽園に移すことになりました。
最初から他のカモたちと一緒にするのは危険(他のカモたちにいじめられるカモ?)と考え、寝室を網で仕切った部屋に入れ、お見合いをする事にしました。となりはカナダガンの部屋です。これが良かったのか悪かったのか、ケイスケはカナダガンを親と考えたようで、やたら近づくのです。カナダガンも別に嫌がっているようには見えません。
今日も二羽の微妙な関係が放飼場で見ることができると思いますよ。ケイスケは両足に黄色い足輪が付いているので見分けられます。ちなみにケイスケは水禽園に入れて一年後に卵を産みました。

現在のケイスケ

カナダガンの♂とケイスケ