とべ動物園の中のこども動物センターではアカハライモリも飼育しています。野生では綺麗な水のある所で、葉っぱの陰などに隠れているので探そうとしない限り出会うことは少ないと思います。ですが最近ではテレビ番組などで登場する機会も多く、見たことある人もいらっしゃるのではないでしょうか？
　今回紹介するのはそのアカハライモリの「イボンヌ」と「セザンヌ」です。変わった名前ですが注目はそこではありません。まずは飼育年数です。彼ら２頭は2004年に当園にやって来たのです！アカハライモリの寿命は20年くらいと言われていますが、はっきりと飼育年数がわかっている個体は少ないでしょう。小さな動物ほど短命なことが多いので18年以上も生きていると神秘を感じます。
　もうひとつは見た目、つまり柄（がら）です。本来アカハライモリは背中側が黒っぽく、おなか側は赤色です。しかし彼らは全身赤色で黒の斑点が全身にあります。これは突然変異が原因と思われます。そのため動物に詳しい人ほど驚きます。見た目は地味ですが超レアな「まだら模様」に会いに来てくださいね！
（こども動物センター　池田敬明）