愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

ニホンアナグマのカンナ

今月のアイドル動物は、「ニホンアナグマのカンナ」です。

くりくりした目とそこから延びる黒い模様がチャームポイント

 ニホンアナグマは日本に暮らすイタチ科の動物で、他のイタチの仲間が胴長で小顔の種が多いのに比べると、ずんぐりとした体格で、鼻先が出っ張っている顔つきが大きな特徴です。顔立ちでは、目の上から両耳の間くらいまで伸びる黒い模様が、日本の他の似たような姿の動物とは異なるポイントです。
 そんなアナグマのカンナは、とにかく人懐こく、丸っこい体でちょこまかとコミカルによく動き回ります。開園前、寝室の様子を見に行くと、巣箱をひっくり返したり、扉の柵によじ登ったり、朝から元気いっぱいにはしゃいでいます。運動場でもあちらこちらの臭いを嗅ぎまわったり、鋭い爪で土を掘って遊んだりしていますが、日差しが暖かい日は、大胆に足を広げながら丸まって、のんびり日光浴をしたりしています。
 アナグマは小柄で地味な印象があるかもしれませんが、好奇心旺盛なカンナが運動場のあちこちでよく動き、よく休む姿を見てもらえれば、この魅力的な動物のことをきっと気に入って、興味を持っていただけると思います。
(ニホンアナグマ担当 髙田優)

朝、巣箱の中で丸まってますが・・・

見られていることに気づいて起きてきました

陽だまりで、座って日光浴

運動場のお気に入りの場所、巣箱から出てきました