アフリカゾウの寝室には遊具としてバイクのタイヤを入れています。ゾウたちは様々な使い方をしてくれており、鼻でタイヤをハンドバックのように持って運んだり、振り回して投げたり、サッカーのように蹴りながら走りまわったり…。媛は横になって寝る時に、タイヤを枕代わりに頭の下に敷いたりすることもあります。
　そして、毎日ゾウのお世話をしていると「どうしてこうなるの⁉」といったところからタイヤが発見されることも。ある日はゾウがいる部屋に向けて風を送っている扇風機のうしろ側にタイヤが落ちていました。どのようにして寝室の外に置いてある扇風機のすぐ後ろへとタイヤを移動させたのか…実に見事です。さらにある日は、運動場の電柵のところに絶妙なバランスでタイヤが置かれていました。きっと遊んでいる最中に電柵のところに引っかかり、取るに取れなくなってあきらめた跡だったのでしょう。
　今日はタイヤがどこから出てくるのか…。また驚くようなところにタイヤが有れば、報告したいと思います。
(アフリカゾウ担当　兵頭佳夫)