ゾウキーパー奮闘記

#67.媛との知恵比べその2

新しい給餌機を製作中

 前回、壁に掛けている自動給餌機の足を鼻で揺らして乾草を落とすことを覚えてしまった媛に対抗して改修し、指定の時間に乾草を給餌できる様になっていましたが…敵もさるもの!鼻が届かなくなると今度はなんと、壁に前足をかけて立ち上がり、自動給餌機にセットしてある乾草の入ったネットを直接取って食べるようになりました。鼻で揺らさないようにと考えて改修したのに…。
 ということで、今回は仕組みを大幅に変えて新しく作り直すことにしました。単純に今よりも高い位置に設置する方法では、毎日職員が乾草ネットを取り付ける手間が大きくなるだけではなく、高所作業となるため危険も伴うことになります。そこでゾウの鼻が届かないかつ職員にとっても安全で作業しやすくなるようにといろいろ考え、自動給餌機を天井からロープで吊り下げることにしました。乾草ネットを付け外しする際には、自動給餌機を吊り下げてあるロープを伸ばせば自動給餌機が届く高さまで下りてくる仕掛けです。また、自動給餌機で使用しているコードにもゾウの鼻が届かない様にする必要があり、少し長めのパイプを天井に設置することでコードがゾウから遠い位置になるように工夫しました。ロープの長さや本体の高さの位置などを合わせるために天井に上がったり下りたりと大変な作業でしたが、なんとか納得のいく自動給餌機が完成。(古い自動給餌機はSDGsのため分解し、次に何か必要になったときの材料として使えるようにしました。)高い場所&壁からも少し離したので鼻はもう届かないはずです。
 なんとかして食べようとする媛との知恵比べはこれにて決着か⁉それともまだまだ続くのか…??続報をお楽しみに。
(アフリカゾウ担当 兵頭佳夫)

完成しました

以前よりも高くなりました

以前のは分解し再利用