愛媛県立とべ動物園

飼育日記

キーパー飼育日記

キバタンって知ってる?

みなさん、キバタンという動物を知っていますか?
キバタンはオウム目オウム科に分類される、「バタン」と呼ばれるインコの仲間で、生息地はオーストラリア及びパプアニューギニアとその周辺部です。体の大きさは約50cmほどで、全身真っ白な羽で覆われており頭の上にある黄色い冠のような羽が特徴です。

インコの仲間はとても長生きで、寿命は野生においてはおよそ20年から40年程度、飼育下ではそれ以上生きることもあります。 キバタンはとても大きく特徴的な騒々しい鳴声を立てることができます。また、非常に高い知能を持っており、好奇心の強い動物です。おしゃべりもでき、きちんとお世話をしていれば人間にもよく懐きます。

とべ動物園で展示しているのはオスのタローです。以前はこども動物センターの入り口でケージに入れて展示していたのですが、なかよし広場のリニューアルに伴い、新たにインコ舎ができたためそちらにお引越ししました。
タローはおしゃべりが得意で、「おはよう」「こんにちは」などといった挨拶を始め、「おいしい?」「タローくん」など色々な言葉をしゃべることができます。また定かではありませんが、「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声らしき真似をしていることもあります。こども動物センター前にいるキュウカンチョウのキューちゃんがよくウグイスの真似をしているのでその影響かもしれません。キューちゃんみたいにもう少し上達してくれればいいのですが・・・。
とべ動物園にお越しの際はぜひなかよし広場のインコ舎へお立ち寄り頂き、タローに話しかけてみてください!挨拶を返してくれるかもしれませんよ。足を使って器用に餌を食べている姿も可愛らしいので注目してみてくださいね。