昨年の７月８日に当園で生まれたオスのグラントシマウマ「レン君」が順調に成長しています。今ではすっかり当園の環境にもなれ、お母さんと変わらないくらい、大きくなりました。初めてサブパドックに出たときは背の高いキリンを見てびっくりしていたり、長い舌でペロペロなめられていましたが、今はすぐ横で一緒に乾草を食べています。お姉さん格の「ヒナタちゃん」とは年も近いとあってか、じゃれあって背中の上に乗りかかるほど仲がいいようです。今は開園から終日広い放飼場に出ていて、オリックスやエランド、ダチョウとも仲良く過ごせるようになっています。しかし、まだお母さんが一番大好きでいつもコミュニケーションをとり、グルーミングされると落ち着いて腰を下ろします。時には、元気過ぎて走り回ることもありますが、颯爽と走る姿は勇ましくて他の動物に迷惑をかけないかとヒヤヒヤしますが、立派に育った証でもあるのでうれしくなります。近い将来にはヒナタちゃんとのあいだに子孫繫栄が出来ればと考えています。それまではシマウマ達の仲の良い姿を見ていただきたいと思います。
シマウマ担当　佐々木善基