愛媛県立とべ動物園

お知らせ

骨まで愛して

モンキータウンの室内展示場出入り口の正面には、かつてインドゾウが飼育されていた旧インドゾウ舎があります。その建物には平成18年7月11日に亡くなった、インドゾウのハナ子さんの骨格が展示されていましたが、その旧インドゾウ舎を本格的にアフリカゾウ舎として運用する工事のため、展示していた骨格をふれあいセンター1階に移動することになりました。
ふれあいセンター1階の展示スペースは、ゾウ舎と違って天井が低いので、今までの形では収まりません。そこで少し骨を組み替えたりする作業が必要になり、今はその作業に追われています。ふれあいセンター1階では現在「とべ動物園写生大会入賞作品展」が行われているのですが、奥の壁の向こうからは骨に穴をあけるために「キュイーーーーン!」という歯医者さんで聞くような、変な音がしていることがあります。でも、どうかお気になさらずに絵画をお楽しみください。骨格標本は7月には完成予定です。
獣医師 河野良輝