愛媛県立とべ動物園

お知らせ

子ども動物センターは本日もにぎやか

ブッポウソウのブッポちゃん

 子ども動物センターにいるブッポウソウのブッポちゃん。
美しい姿に似ず、とてもやかましい声で「ゲゲゲゲ~!!」と鳴くのですが、来園者の方にその声を聞いてもらいたくてもなかなか都合よくは鳴いてくれません。
 そこで、ブッポちゃんが鳴いた時を逃さず、大好物のミルワーム(エサ用のイモムシ)を密かにあげてみました。すると効果はてきめん!!
 今では青い服のスタッフを見ると「ゲッゲゲゲゲゲ、ギャオギャオ!!」と騒がしく鳴くようになりました。ブッポちゃんの鳴き声を説明する時にはとても助かります。ところが、逆に困るのは、センター内の他の動物たち(カエルやコウモリ)のガイドをしている時です。何しろ飼育係が近くでしゃべっていると負けないくらいの大声で鳴き始めるので、はっきり言ってすごく邪魔(^_^;)。「うるさいなあ」と思いながらそれでもめげずにガイドを続けていると、今度は反対側にいるキボウシインコのミントが「ハハハハハハハ」と鳴きまねを始めて、みんなの関心がそっちに向いてしまうこともしばしば。「俺たちの鳴き声に負けないような楽しいガイドをしなさいよ」という彼らなりの叱咤激励でしょうか?(とほほ、負けるもんか)
 ブッポちゃんのご飯の時間は夕方で、その頃になるとますます力が入って大きな声で鳴きますが、本来のご飯のコオロギよりもミルワームの方がお気に入りのようで、コオロギを差し出してもペッと吐き出してしまいます。担当者のN君には「コオロギ食べないじゃないですか」とやんわり怒られたのですが、先日N君もミルワームをあげてるのを私は見たよ(笑)。二人してまるで「お孫さんにこっそりおやつをあげるおじいちゃんおばあちゃん」になった気分?ですが、ブッポちゃんも朝までにはちゃんとコオロギを食べているのでご安心を!!
 青い服のスタッフが来るとすぐに知らせてくれる番犬ならぬ番鳥がいる子ども動物センターに是非お立ち寄りください。
(教育普及課 田村千明)

子ども動物センターの全景