2月23日に生まれたグラントシマウマのメスの赤ちゃんは、先日「ウララ」と命名されました。春の季語である「麗らか」から採った名前で、まさに今、そんな春の麗らかな日差しの中ですくすくと育っています。
ウララは黒い縞が茶色っぽく、体もふわふわの産毛でおおわれているため、まだまだあどけなく非常に可愛らしい見た目をしています。一方で、胴体や肢の回りがしっかりしてきており、体は小さいですが、角度によっては大人のシマウマとも遜色ない体つきに見えることもあり、シマウマの仔どもの成長の早さを実感します。
グラントシマウマは、展示場ではキリンやシロオリックス、ダチョウなど他の動物たちとの混合展示を行なっています。他の動物たちは良くも悪くもウララに対して無関心なことが多いので、ウララはお母さんのヒナタや他のシマウマに見守られながら、のびのびと過ごしています。時には大人のシマウマから少し離れて一頭で辺りを散策したり、展示場に寝そべって眠り始めることもあり、ウララ自身も他の動物を必要以上に怖がらず、リラックスして過ごしてくれているようです。
のどかな陽気の中で、これからもウララが穏やかに成長していく様子を見守っていきたいと思います。
(グラントシマウマ担当 髙田優)