愛媛県立とべ動物園

お知らせ

こどもじゃないよ。

 ふれあい広場のとなりに保護鳥獣舎があります。ここではケガをして野生に返すことの出来ない動物や、野生復帰の練習をしている動物を飼育しています。
 こちらでは2種類のカモの仲間がいます。1種類はカルガモです。ヒナを連れて移動する姿がたまにテレビで放送されることがあるあのカモです。もう1種類はコガモです。日本に越冬でやって来るカモの中では一番体が小さい種です。メスは茶色で地味ですが、オスは顔に緑のラインが入っており、お尻の辺りはクリーム色、おなかが黒と白のまだら模様とちょっとおしゃれなカモです(個人的な意見ですが)。
 保護鳥獣舎で飼育しているコガモはカルガモと一緒に行動することが多いため、よく「子ガモがいるよ!」と言われてしまいます。体の大きさが全く違うので、確かにカルガモのヒナのように見えてしまうかもしれませんが、“子ガモ”ではなく“小ガモ”です。小さいですが、立派なオスのコガモです!
 羽の生え変わりも終わり、これからどんどん綺麗になっていく季節なのですが、現在国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことに伴い、保護鳥獣舎の鳥類は非公開となってしましました。鳥インフルエンザが落ち着いた頃には、また元気な姿を皆様にお見せできたらと思っておりますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
(保護鳥獣舎担当 山本祥菜)