愛媛県立とべ動物園

お知らせ

巣ごもり!?サーバル

ワラの入った箱に納まるティア

 年が明けてからも寒い日が続いていますね。野生ではアフリカの暖かい地域に生息するサーバルたちにとっては、冷え込む日本の冬は辛い季節です。そんな中、少しでも暖かく過ごしてもらおうと、サーバルの展示場にワラや落ち葉でベッドを作ってみました。
 たくさんのワラは、元々はお正月に動物園の入り口に飾ってあった大きなしめ縄の材料で、作る際に余ったものをもらってきて敷いています。サーバルたちはベッドを気に入ってくれたようで、日中はワラや落ち葉の上でまったり過ごす様子もよく見られます。体を半分埋めながら丸くなる姿は、さながら“巣にこもっている”ようです(本来のサーバルは、巣作りしませんよ)。
 また、雄のセンと雌のユカのペアは、ワラや落ち葉の上で寄り添ってお互い毛繕いをし合うなど、寒い日でもアツアツに過ごしている姿が観られます。暖かい春はまだまだ遠いですが、サーバルたちの冬ならではの過ごし方を、皆様も“暖かく”してぜひ観に来てくださいね。
(サーバル担当 髙田優)

落ち葉の上で休むセンとユカ

寒がりなユカはよくワラの上で丸まっています。