愛媛県立とべ動物園

お知らせ

カバのまんぷく独り立ち練習

 カバのまんぷくは、4月23日で2歳になります。今では体長約160㎝、推定体重約180㎏に成長しました。最近ではお母さんと今後分離しても大丈夫なように独り立ちの練習を始めました。
 現在は、9時から11時30分までは、室内展示場で右と左の部屋に分かれて過ごしていますが、午後は室内と外に分かれる練習を行っています。立派な雄になるには、今から準備が必要です。
 お母さんの姿が見えなくても寂しくないようになるため徐々に時間を延ばしていますが、甘えん坊のまんぷくは、水面を跳ねるように動いたり、遊木を鼻で飛ばしたりと気の荒い部分を出して、怒る時もあり、最後には「フーンゴゴゴゴゴ」と声を出します。すると室内にいるお母さんが、扉に牙を立ててでゴリゴリ押して心配し始めます。そんな時は大好きなイモやニンジンを与えると美味しそうに食べてくれるので気分が紛れる様です。
 とにかく、今は焦らず少しでも独り立ちに慣れてくれるようにできる限りのことをしていきたいと思います。土日祝日に行っているエサやりガイド「ヒポヒポランチ」は、まんぷくとお母さんの親子で愛くるしい姿を見せていますので、たくさんの方のご来園をお待ちしています。
(カバ担当 佐々木善基)