動物の様子

秋の楽しみ

 食欲の秋という言葉の通り、小獣ピットで暮らす動物たちは、秋から冬にかけて食欲がとても上がります。特にコツメカワウソたちは、夏バテで食欲が落ちていたこともあり、現在食欲がとても増しています。コツメカワウソは、消化・吸収がとても早いため、1日4回に分けてエサを与えていますが、食べ終わった数十分後には、エサを求める「ギャー!!」という鳴き声が聞こえてきます。エサを与えたい気持ちは山々ですが、健康のことを考えると与えすぎはよくないため、早食いを防止するフィーダーを入れるなどの工夫をしています。ただ、食欲が上がったことでコツメカワウソたちも元気が戻ってきたと感じ、とてもうれしい気持ちになりました。今後は、太りすぎないように気を付けたいと思います。
 また、ヤマアラシや二ホンアナグマには、かぼちゃやどんぐり、柿にみかんなどの秋ならではの食べ物を与えてみました。すると、とってもおいしかったのか、夢中でもりもり食べてくれました。食べ方もそれぞれ違いがありました。ヤマアラシは、両手でしっかり挟んで固定してから食べたり、二ホンアナグマは、どんぐりの殻を破って中身だけ食べたりなど、とても上品に食べてくれました。
(小獣ピット担当 村上ひなの)