愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

脱!アイドル。キリンのリュウキ

今月のアイドル動物は、「脱!アイドル。キリンのリュウキ」です。

大きくなったでしょう。

キリンのリュウキが当園に来て早くも3年がたちました。来園当初はまだ身長が4mにも満たず、幼さを残しており、お客様からも「キャー、キリンの子供! カワイイー!」などと黄色い声援をいただいたものでした。
そのリュウキも今年の10月ではや4歳。体格も5m近くになり、当園にもう一頭いる雄のユウマと比べてもそん色のない体格となりました。来園当時の面影はもうないと言っていいでしょう。今や脱アイドルそしてワイルドになった彼の一面を紹介しましょう。
まず、食べっぷりがワイルド。彼らの主食は木の葉なのですが、毎日木の葉がいっぱいいについたカシの枝を鎖でしっかりと巻いてぶら下げてやります。ユウマなどはお上品に木の葉の部分だけをこそげ取って食べるのですが、リュウキは枝の樹皮の部分も好きなようで、枝を咥えて力任せにひっぱるようです。おかげで翌朝にはバラバラになった木の枝が寝室の床面に散乱している状態となります(木の枝などは堆肥になりにくいので、糞などとは別に回収する必要があります。これが結構手間なんです)。
そして、運動場でもワイルド。運動場はほかの動物たちとの共有スペースなのですが、リュウキは当然ここでも一番大きな顔をしています。リュウキは時折運動場を走り回ることがあるのですが、彼にとってはほんのお戯れでもほかの動物にとっては大迷惑。巻き込まれてはたまらんとばかりに逃げ回っています。あまりに激しい場合などはキーパーが好物のカシの枝葉を見せて興奮を鎮める必要があるくらいです。
こんなリュウキの手綱をうまく操る伴侶が早く来てくれないかなぁ~と思っていましたが、11月15日に福山市立動物園から1歳半の杏子(アンズ)ちゃんが仲間入りしました。
待望の女の子に、リュウキもまんざらではない様子です。
早く仲良くなってね。
(キリン担当 田村 昌吾)

2階にも背が届くようになりました。

朝、来たら大体こんな感じです。