愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

ツキノワグマとヒマラヤグマ

今月のアイドル動物は、「ツキノワグマとヒマラヤグマ」です。

花子

とべ動物園では、ツキノワグマの亜種である、ニホンツキノワグマの♀「花子」と、ヒマラヤグマの♂「ハチ」、♀の「イリコ」の計3頭を飼育しています。
ニホンツキノワグマの花子は、1988年産まれ、本州で野生個体として保護されて、生後半年くらいの時にとべ動物園へやってきました。
クマの仲間は、長生きして30年前後といわれているので、現在27歳の花子はかなりの高齢といえるでしょう。
性格は人間嫌い?で怒りっぽいところもありますが、花子には1日でも長生きしてもらいたいものです。

ハチ

つづいてはヒマラヤグマの♂ハチです。
ハチは、1995年に仙台市の八木山動物公園で産まれ、翌年とべ動物園にやってきました。
今年20歳になるハチはまさに男盛り?で運動場を活発に動き回って愛嬌をふりまき、来園者の人気者です。
性格は非常に穏やかで、♀のイリコと一緒にいるときは、気の強いイリコの勢いに押され道を譲るなど、見ていて微笑ましい光景も時折みられます。

イリコ

最後にヒマラヤグマの♀イリコです。
イリコは1997年の3月に生後5ヶ月くらいで遠くオランダからとべ動物園にやってきてくれました。
一見おとなしそうにみえるイリコですが、♂のハチのところでも述べた通り、少し気が強く、ハチの餌を横取りしたり、気に入らないと自分よりはるかに大きいハチに威嚇するなどの姿がみられます。
みなさん、それぞれ個性豊かなとべ動物園の3頭のツキノワグマたちはいかがでしょうか。
(高市敦広)