とべ動物園には、国内の動物園では“唯一の”や“初の”といわれる動物たちが数々いますが、当園で暮らしているアジアスイギュウの未来（みく）ちゃんもその中の一頭です。
　未来ちゃんは種の保存を目的とし、2006年9月12日国内の動物園では初となる人工授精によって生まれました。
　アジアスイギュウ自体は、沖縄などで馬車ならぬ水牛車を引くためであったり、海外では田んぼを耕すための家畜として昔から人の身近な存在として飼育されているので人工授精は行われていましたが、動物園の中では例がなく、未来ちゃんは国内の動物園では“初めて”人工授精で生まれた“唯一”の個体になりました。
　いつも穏やかにたたずんでいる未来ちゃんに、ぜひ会いにお越し下さい。
（アジアスイギュウ担当　赤尾龍欣）