愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

フサオマキザルのナスビ&ペーニョ親仔

今月のアイドル動物は、「フサオマキザルのナスビ&ペーニョ親仔」です。

口いっぱいに餌を詰め込むナスビ

 昨年7月10日に生まれたフサオマキザルのペーニョ。今では一昨年生まれの兄弟とほぼ変わらないくらいの大きさに成長しました。お母さんから離れて行動することも多くなりましたが、まだまだお母さんの背中にベッタリの甘えん坊です。
お母さんの背中につかまっていると、ペーニョにとって良いことがあります。なぜならお母さんのナスビは、ペーニョを含めるとこれまでに7頭もの仔を生み育ててきたベテランお母さんで、この群れでの処世術にも長けているからです。食事の時間になると群れの皆が餌を取り合う中、ペーニョを背負いながらも素早い動きで餌をかき集め、口いっぱいに頬張ります。
 そんなナスビお母さんの背中につかまっていると、餌がたくさんある場所まで連れて行ってくれるので、ペーニョも難なくおいしい餌にありつけるわけです。仔だくさんで食いしん坊なナスビお母さんと、お母さんに処世術を学びながらすくすくと育つペーニョ。そんな2頭の姿を見ることができるのは、ペーニョが親離れするまでの間だけです。皆様ぜひこの食いしん坊親仔に会いに来てくださいね!
(フサオマキザル担当 北本圭一)

バナナを頬張るナスビ

ペーニョも蒸しイモを食べています