キーパー飼育日記
カピバラたち、その後
3月にとくしま動物園からカピバラのメス、「ワカメ」がやってきて、今年の春からとべ動物園では初となるカピバラ飼育をしています。
その1か月後、今度は福山市立動物園から、オスの「かん太」がやってきました。2つの寝室の間はメッシュ扉になっているので、かん太が着いてすぐに網ごしのお見合いを開始しました。初めて一緒にした時には、特にワカメが警戒気味でしたが、さすが大人の風格か(5才)落ち着いていているかん太のおかげで、緊張がとけ親和的な鳴き声に変わり・・それから一気に仲良くなりました。ワカメは環境の変化から、慣れるのにも時間がかかったりしていたのですが、なんだか2頭になってから別人(別カピ?)のような感じをうけます。おそらく本来のあまりものおじしない性質が出てきたのでしょう。
ワカメはすっかり、かん太を気にいったようで、彼より体格の良いワカメが、ぴったりとくっついて歩く姿はほほえましいものがあります。
マウント行動は、一緒になった直後から見られ、特に最近では深さのある岩風呂(今はお湯でなく水が入っています)の中でマウントしていることが多いようです。早く赤ちゃんたちができて家族の群れが作られることを期待しています。
(永峰 令子)