キーパー飼育日記
ひとりに慣れたかな・・・
ミナミコアリクイの「こころ」は生まれた時の体重が284gと若干小さく生まれました。母親の母乳量が足りなかったために、生後164日目までは介添え哺乳(母親に育ててもらいながら、飼育係が人工乳を飲ませて足りないミルクの量を補う方法)により育ちました。人工哺育と違い、いつも母親のそばで行動を共にしているので、母乳を飲みつつも母親の真似をしながら自然と同じエサを食べてくれるようになりました。
1歳の誕生日を迎える頃には、母親の体重とほぼ同じ5kgまで成長しました。母親に構って欲しくて「プロレスごっこ」のような絡みを頻繁に仕掛け、ゴロンゴロンと転がる行動が見られるようになりました。母親の新たなペアリングのために、こころは単独で飼育することとなり、さびしがらないか心配もしましたが、ひとりになった後もよく食べ、よく眠り、よく遊び、とても元気です!時にゴロンゴロンと転がる行動は、こころちゃんの得意技の様です。
(ミナミコアリクイ担当 二宮香澄)