愛媛県立とべ動物園

お知らせ

砥部の地で初めて冬を迎える6頭のカンガルー

7月2日 アジアストリートの水牛舎に神戸どうぶつ王国からカンガルー5頭(♂2・♀3)が仲間入りしました。
カンガルー仕様の手作り輸送箱を5個用意しどうぶつ王国にお迎えに行ったところ、担当者から♀キマメの袋に赤ちゃんがいることを知らされプラス1頭、計6頭のカンガルーを4時間かけて運びました。
♀キマメは神経質な性質でもあるため注視しながら他の個体と共に環境馴らしを行っていきました。
袋の中の仔も袋の大きさの変化や動きなどから順調に生育しているようでした。
8月5日に袋から尾の先が出ているのを確認し、 31日顔出ししました(初顔認知)。
キマメの初産の仔♂スズシロは袋から出た後、授乳させてもらえず同時期に♀カブを産んでいた♀ルーピンがスズシロにも授乳してくれたそうです。そのため今回も心配していましたが、10月9日に袋から出た後もキマメがしっかり子育て・授乳してくれ一安心。
名つけは神戸どうぶつ王国の旬の野菜シリーズを引継ぎ、現担当者の出身地で有名な絹かわナスの愛称「ぼてナス」にしました。
「ぼてナス」は10月25日からは袋には戻らず一人前のカンガルーとして♂ササゲを中心とした仲間とカンガルーらしく元気に暮らしています。
エサはどうぶつ王国メニューに加え旬の野草であるクズバ・ノゲシ・スイバ・クサフジなどを与えています。
砥部の地で初めて冬を迎える6頭のカンガルー 何とか寒さを乗り越えて欲しいものです。
園内では桜の名所である水牛舎。来春は桜をバックに6頭のカンガルー家族写真を撮りたいものです。                          カンガルー(ウシ舎)担当 竹箇平昭信