愛媛県立とべ動物園

お知らせ

媛、12歳!

2006年に生まれ、国内初の人工哺育で育ったアフリカゾウの媛ちゃんも、今月で12歳。毎日そばにいるキーパーには日々の成長は中々気付きにくいものですが、ゆっくりながら確実に成長してきました。
生まれたばかりの頃にはお母さんのお腹の下にすっぽり入りこめてしまうくらい小さかった体は、今やリカお母さんの大きさに迫る勢いです。そのため、お客様からリカと媛の事をお父さんとお母さんに勘違いされることもしばしばです。
その一方、なかなか大きくなってくれない部分もあります。牙の長さです。妹の砥愛ちゃん同様、壁のあちこちに当てたり、擦りつけたりしてなかなか伸びてくれないのです。先日は、勢い余ってとうとう先端部分が欠けてしまいました。幸い中の歯髄(神経)が露出する事はなかったようなので一安心ですが、体だけでなく、牙の方も年相応に伸びてくれたらなぁと願うばかりです。
体に似合わず牙は小さい媛ちゃんですが、今後も健やかに立派なアフリカゾウに成長していけるよう、皆様にも暖かい目で見守って頂けたら幸いです。(アフリカゾウ担当 北本圭一)

媛と壁の目盛

左から、リカ、砥愛、媛