愛媛県立とべ動物園

お知らせ

寝室のフカフカベッド!?

鼻をあげ笑っているように見えるフウちゃん

 アカカワイノシシのフウちゃん(15歳)は以前より肢の状態があまりよくありません。削蹄や軟膏塗布を継続しておこなっているのですが、現在も跛行しては投薬を繰り返しています。アカカワイノシシ舎の寝室は一面固いコンクリートなのでこれでは肢に負担がかかると考えました。そこで他園の資料を参考にして、フウちゃんの寝室におがくずと乾草を敷いてみることにしました。厚さ約5~10cmでとてもフカフカです。
 アカカワイノシシは毎日決まった場所に排泄を行うのでおしっこ等で全体がぬれることもなく、掃除も楽ちんです。ふかふかベッドの上で横になっているフウちゃんの姿でこちらまで癒されてしまいます。肝心の肢のほうはまだはっきりとした効果はでてないのですが、肢への負担が軽減され、跛行しなくなりますように。そしてフウちゃんがいつまでも長生きできますように。
(アカカワイノシシ担当 白濱祥平)

大根の葉をむしゃむしゃ

寝室はこんなかんじです。

右前肢の蹄の様子です。少し変形しています。