愛媛県立とべ動物園

お知らせ

オオホウカンチョウのランタくん

おしゃれな冠羽のランタくん

 モンキータウンにあるクロクモザル舎では、1988年の開園以来、南米に生息するコロンビアクロクモザル、コンゴウインコ、マーラ、そしてオオホウカンチョウの4種類の動物を混合飼育してきました。しかし、その後クロクモザル舎でのコンゴウインコの飼育を中止し、マーラは2018年に最後の飼育個体が死亡し、それ以降はコロンビアクロクモザルのクロちゃんとオオホウカンチョウのランタのみの飼育となりました。
 当園ではオオホウカンチョウの繁殖に3度成功しており、ランタは2度目の繁殖個体(1996年)で、人の手で育てられました。そのため私達との距離も近く、放飼場を掃除するために作業室の扉を開ければ勝手に入り込み扇風機の風をあびていたり、作業室に置いてある物を持って出たり…。しかし、7月の中旬頃からそんな悪戯をしなくなり、元気がないように感じたので治療を開始しましたが、残念ながら8月8日に死亡しました。
ランタが居なくなったクロクモザル舎には現在クロちゃんだけが暮らしていますが、クロも37歳と高齢です。でも、ランタの分もまだまだ元気に過ごして欲しいと思っています。
(クロクモザル舎担当 井上依里子)

ランタくん、涼しいですか?

クロ(コロンビアクロクモザル)とランタ

ランタとホリーホック(マーラ)