愛媛県立とべ動物園

飼育日記

キーパー飼育日記

レッサーパンダのおじいちゃん

白内障です

レッサーパンダの赤ちゃんは昨年から紹介していましたが、今回はお隣のおじいちゃん「リュウノスケ」のお話です。
リュウノスケは今年で15歳になります。もうすっかりおじいちゃんになってしまいました。昔はとべ動物園のレッサーパンダ繁殖のため、メスのリンリンとがんばってくれ、たくさんの子供たちを他の動物園に送り出しています。しかし、同い年のリンリンもおばあちゃんなので、数年前に2頭とも繁殖活動を引退しました。そこで今は新しく搬入されたシャンチーと優花が頑張ってくれています。

最近、リュウノスケは両眼が白内障になってしまいほとんど見えていない状態になってしまいました。 それでも、今まで歩いた道は覚えているのでしょう、扉を開ければちゃんと外にでて餌も食べますし、夕方もゆっくりゆっくり足元を確認しながらですが、ちゃんと部屋に戻ります。「老い」というのは見ていて少し辛い気もしますが、逆に老いるまで元気にいてくれたことに感謝や尊敬も感じます。

目は見えませんが、それ以外は元気満々のリュウノスケです。ぜひ、リュウノスケに会いに来て、何か感じとってみてください。

マーキング中

さ、部屋に戻るぞ