愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

サーバルキャットのユカ

今月のアイドル動物は、「サーバルキャットのユカ」です。

寝台の上がお気に入り

9月28日、待ちに待ったサーバルのメスが搬入されました。名前は「ユカ」。
東京の羽村市動物公園で、昨年の11月に生まれたまだ1歳に満たない非常に若い個体です。
一足先に当園に来た雄の「セン」「ブイ」のお嫁さん候補です。
今月のアイドルということで彼女の特徴をこれから文字で表現するわけですが…、一言でいうならば「深窓の令嬢」といったところでしょうか?
ユカは人間でいうならばいわゆる8頭身美女。
サーバルの特徴であるスマートさ、しなやかさをさらに際立たせているような体形をしています。

キーパーに背を向けて食事中

またお行儀の良さも彼女の品格を高めています。例えば食事時など、センとブイのオス2頭は「#@~、*;~」と文字で表せないような唸り声を上げつつエサの鶏肉などを骨ごとバリバリと豪快に食べ進みます。
それに対してユカの食事風景は、まずエサの前に静かに進み、そのうちの一つを咥えると干し草を敷いた寝床まで持って行き、キーパーに背を向け食べ始めます。
耳をすますと「コリコリ」と骨をかじるつつましい音が聞こえてきます。

見返り美猫?


ワイルドなセンとブイ、お上品なユカ。同じサーバルでありながら、こうまで所作が違うとこれから先うまくペアリングが出来るのか少し心配になってきました。
ユカは2頭のオスに比べやや神経質なのか、環境への馴致に少し時間がかかっていますが、ようやく食性なども安定し、最近では運動場への出入り練習も始めました。みなさんへのお披露目ももう間もなくでしょう。