愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

ニホンザル

今月のアイドル動物は、「ニホンザル」です。

 現在サル山では、雄33頭、雌23頭、計56頭を飼育しており、とべ動物園開園以来の最多飼育頭数です。
 今年の夏は、例年に比べ気温が高く、暑い日が続きました。サル達も、あまりの暑さにダラッと体を伸ばしバテています。暑さをしのぐために、日陰を求めて右往左往するのですが一番強いオスは、風通しの良い場所を独り占めしています。そんな中好奇心旺盛な若い個体は、プールの水を入れ替えると、我先にとプールへ飛び込み泳いだり、水風呂に入っているみたいに、体が冷えるまで浸かっています。そんな姿を見ていると、人間の子ども達と似ているような気がします。また成獣のサル達はプールの淵に座り、足を水の中に付け、まるで足湯に入っているかのように、気持ちよさそうにしています。見ているこちらも何となく和やかな気持ちになってきます。
 動物園の中で、実は来園者の滞在時間が最も長いのはサル山のニホンザルだと言われています。色々な姿が何となく人の社会を投影しているように見えるからでしょうか?今のサル山で見られる元気な仔ザルと足湯なら足水に浸かって休む大人ザルは、さしずめ夏休みの家族の姿?
 そんなちょっとダラッとしたサル山を味わいに是非いらして下さい。
(ニホンザル担当 大政昌夫)