愛媛県立とべ動物園

動物紹介

今月のアイドル

ノマウマ

今月のアイドル動物は、「ノマウマ」です。

 ノマウマは、カンガルーの隣りのアジアストリートに居ます。実はこの馬は、愛媛県今治市郊外の乃万(野間)地方で育成、保存されてきた日本最小の在来馬で、今治市の天然記念物に指定されている貴重な馬なのです。特徴としては、肩高が120㎝以下の丈夫でタフなことです。
 今では今治市の野間馬ハイランドと、とべ動物園の他、国内各地の動物園で種の保存と教育普及活動のために飼育されています。とべ動物園では、3頭を飼育しています。
 そのノマウマ達の中で今回紹介したい子は現在4歳の光星(コウセイ)と言うかっこいい名前の男の子です。光星は、前担当者より気性が荒いと聞いていましたが、今年4月より担当になった私は、光星と仲良くなりたいと思い、餌を持ち近寄って手渡し給餌を試みました。その瞬間ブンッ!と後ろ蹴りが…。その日から私の仲良し魂に火が付き毎回手渡し給餌を試みて1週間ほどで手から餌を食べてくれるようになりました。2週目には前半身のブラッシングまでさせてくれる仲になりました。次は、全身出来る様に、そんな中ある雨の日、やってしまいました。カッパを着ていた私に驚き一気に信頼関係が後退…現在また手渡し給餌をしています。
 いつの日かノマウマ達全頭に抱きつける日を夢見て!はい、これだけ魅力を伝えたら、光星を実際に見てみたくなりましたよね?カンガルー見てサル山見て、ほら行き過ぎた、見落としていますよ!光星と私を(笑)
(ノマウマ担当 山﨑洋介)